nobcha23のエアバンド受信機自作ブログ DIY airband receiver BLOG

エアバンドレシーバーキットの組み立て、改造を手掛けます Assemble and remodel Chinese airband receiver kit

エアバンドレシーバーキット組み立て後の改造改良TIPS There are some ideas tips along improbing kit sensitivity


中国製の航空無線受信機キットを組み立てて、色々改造や追加などやっています。

I'm trying to assemble and remodel China made airborne receiver kit in some ways.

 

イタリアのロベルトさんから組み立て後トラブルシューティングで相談来て、メールをやり取りしておりました。見直し点を連絡し、結果的には解決できたようです。その問題解決の途中でロベルトさんが回路自体を見直したら、いくつか感度アップのTIPSが出てきました。組み立て不具合見直しだけでなく、回路設計手直ししたらうまく動くようになったと返事がきました。

As Mr.Roberto asked me where he should review after assembly, we had exchange emails to solve his issues. Finally, he got a good result and he taught me how to remodel.

 

ここではロベルトさんから教えてもらった改造、回路見直しTIPSを紹介します。

I will introduce such tips for better sensitivity.

 

まずは初段の帯域フィルタですが、ロベルトさんは基板パターンコイルの替りにエナメル線コイルを巻き、入れ替えたそうです。
Mr.Roberto introduced to change PCB pattern filter coil to enamel wire coil.  I had taken the other way to change capacitors as I wrote the other BLOG procedure.

 


ワタシは可変コンデンサに変え、次に値をLCメーターで読み取り、固定コンデンサーに入れ替え、更にコンデンサーを折り曲げて、コイルと結合させて帯域をフラットにする方法を発見。次のブログを参照ください。

nobcha23.hatenadiary.com

 

On this point, I adopted the above remodeling procedure for improving first filter passband characteristics.

 

 

次にロベルトさんはNE602のアプリケーションマニュアルを見て、入力部に入っているR3:270Ω(エナメル線コイル基板バージョン、PCBパターンコイルバージョンでは図の通りR6となる)は感度ダウンになるとして、取り去ってしまいました。回路図は次になります。

この抵抗を取り去ってはダメなようです。局発入力レベルが低いとか不安定(切り替え時)にNE602が寄生発振するのを止める効果があります。

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NE602 surround circuit



Nextly he found no need for 270Ω resister on NE602 input and removed it as written on the circuit diagram above. 

Lately, I found that this 270 ohm was helpful for avoiding parasitic oscillation when the local oscillator being unstable(ie.: during changing frequency).

 

更に村田のセラフィルマニュアルを見て、10.7MHzセラフィルのインピーダンス整合が回路でとられていないことを発見。
ロベルトさんはYの#3から2SC3356へのパターンを切って0.01μF入れて、手前に抵抗を入れるということでしたが、ワタシは0.01μF+390Ωを入れました。
Furthermore, he found avoided impedance matching for 10.7MHa celafil and he cut PCB pattern trace bedween Y1#3 to 2SC3356 base and put 0.01μF bedween those instead and 390Ω for loading. I had changed as below circuit diagram.

この件では作った時からセラフィルの中心周波数で感度を取ると受信周波数が下がるような感じがあったので、MURATAのカタログ使用表からすると、インピーダンスが低くて低域の方へと特性が移っているように思えます。


また、もう一つありました。LM386の利得が取れていないので、LM386の#1-#8間に10μFを入れます。
He pointed LM386 low gain usage and added 10μF between LM386 PIN#1 and PIN#8 for gainning boosted.

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LM386の増幅度増やす

 このLM386利得アップは音が大きくなり、印象的な効果があります。この回路はもともと006P バッテリー駆動だったので、このコンデンサーはつけていなかったと推定されます。(元祖回路は次?)

www.tonyvanroon.com


After I  changed above issues, I got better sensitivity than ever.

 

Thanks much for Mr.Roberto's giving us advice.

 

ロベルトさんの情報提言に感謝します。(ところで、COVID-19のため、もう一か月以上彼の住む市街が閉鎖されているとのこと)

 

rover.ebay.com

 

35MHz-4000MHz RF SG ADF4351 VFO