R909-DSP受信機(TA2003+Si5351a+Si4732+Arduino/エアバンド+FM放送)の試作を紹介し、感度が悪いと報告していました。
以前検討した受信機のゲイン配分見通しでは-100dBmよりは良いぐらいと期待していたんですが、結果は-85dBmぐらいです。仕方なく、LNAを前に入れて使っています。
As the receiver was lower sensitivity of -85dBm than my expectating of -100dBm, I used LNA.
なので、対策として、LNAを追加した基板を再度設計し、ちょうど組み立て始めたんですが、ここで感度不足原因が判明しました。KiCADのTRフットプリントはECBが標準で出てくるので、そのまま安易に使ったんです。ところが、2SC3355はBECでした。間違い実装、利得全く取れない動作をしていたようです。手持ちに2SC3357があり、これは表面実装パッケージですが、裏向けるとECBなので、ちょうどうまく使えるので、入れ替えました。
On the way to assemble the revised PCB, I found the error of foot print for 2SC3356 as EBC, I had mistaken to use the KiCAD standard TR foot print of ECB for it. So I chamged it to 2SC3357 of BCE and work well.
ということで、tinySAultraのRF信号発生器機能を使い、Si4732のSNRレポートを参考に概略感度測りました。
SNR10dBで-109dBm@118.1MHzぐらいです。130MHzの方だと‐115dBmぐらい。
I measured the sensitivity by using tiny SA ultra. The result was about -109dBm@118.1MHz(SNR10dB:Si4732's report), -115dB@133MHz.
この項でtinySAの信号発生機能を使い、Si4732のSNRレポートを参照して概略感度としております。
‐100dBという減衰率は金属導体ケースで突合せ部にはメッシュをかまし締め付けるなどをして達成できるレベルです。なので、tinySAの筐体漏れはあると思います。また、tinySAは表示では-126dBmまで行きますが、機器仕様では
Output level selectable in 1dB steps between -115dBm and -19dBm
とあります。なので、感度に関しては精度は追求むつかしいなと思っています。