エアバンドレシーバーキットを組み立てて遊んでいます。
初めに組み立てたキットではフロントエンドに入っているフィルタはエナメル線コイル、コンデンサーは固定でした。どんな帯域特性かと思ってアマチュア用スペアナでのぞいたら、しっかりした特性だったので納得でした。
I'm handling Chinese made airband receiver kit.
At first I assembled enamel wire coil style kit and such filter characteristics was good pass band characteristcs with viewing amateur radio spectrum analyser.
次にもう一台組み立ててみようかと思って買ったら、今度はPCBパターンコイルのフィルタでした。こちらもどんなものかと特性を測ったら、かなりひどくて、エナメル線コイル式に比べてかなり感度が落ちる特性です。
エナメル線空芯コイル式だとコイルを変形させて調整可能です。PCBパターンコイル+固定コンデンサデでは手が出ません。そこで、コンデンサーを可変コンデンサーに変えて特性改善を図ってみました。すると、コンデンサーを可変させてこねくり回すと、そこそこの特性が出ました。
When enamel coil style, we could tune coil inductance by resizing coil. However PCB pattern coils and fixed capacitors are rigid of characteristics. So I changed fixed capacitors into variable capacitors an I got some improved characteristics fianlly.
Next time I am trying to assemble another style PCB as PCB pattern coil. When I viewed such pass band characteristcs as badly lower sensetive than enamel wire coil style.
これで満足していたら、イタリアのロベルトさんから、可変コンデンサーに変えて、回路図はどうなっているのという質問が来ました。
After then I got mail inquary from Robert san in to ask what value of adjusted capacitors and how being circuit diagram.
そこで、質問の裏の意図を察し、可変コンデンサーの調整値はいくらなのかを測定し、固定コンデンサーに置き換えられないのかの実験をやってみることにしました。
I guessed his asking being how to improve characteristic of PCB pattern filter.
回路図はこれです。回路図指定の固定コンデンサーの値、可変コンデンサを取り外してみて、自作のLCメーターで測ってみました。このLCメーターは1pF近辺まで測れるんですが、精度が±1pFなので、ちょっと荷が重い任務です。
First of all I used my developed LC-meter to measure capacitance value of variable capacitance. It was not so accurate and least measurement value was 1pF.
フランクリン発振器をもう少し高い周波数にして、計算値の精度を上げれば0.1pFぐらいの誤差まで改良できそうですが、それはまた今後の課題とします。
ということで、可変コンデンサーの調整値を読み取り、部品ボックスから近辺の固定コンデンサーを探し出して付け替えました。
When I changed into fixed capacitors, but in vain it was not enough better than ever.
コンデンサーの改善値としては C3,C4は1.5pF、C7は43pF, C8は51pF、C9は33pFとなりました。
ところが、固定コンデンサーでは可変コンデンサーの値まできめ細かくないので、結局いまいち特性です。
After changed into fix value capacitance, pass band characteritics was not be improved beacuse of their value error.
次にこのフィルターで一番クリティカルなのはC3,C4のように思います。容量が1.5-2pFの間位にしないといけないように想定されます。
At this point I changed my thinking to tune by parts placement. It was most critical of C3,C4 as 1.5-2pF.
コンデンサーの浮遊容量とコイル間の相互結合で何とかならんかと思い、C3,C4,C8を基板の上に倒してみました。そうすると何とぴったりの帯域特性になるではありませんか。偶然とはいえ面白い結果になりました。
Depending on my easy idea, I bent C3, C4, C8 to be laid on those side. It brought better pass band characteristics as below.