中国製のエアバンドレシーバーキットを組立て、次にエアバンドも聞けるポケットラジオHRD- 737も入手し、大阪国際空港近辺で、航空機無線のワッチに励んでいます。
そういえば、いつも電波が出ていて、調整に便利に使えるのは各空港のATISだと聞きました。
大阪空港でどんな電波出ているかWEBを探してみました。
航空会社カンパニー
ANA/IBX/SFJ/SNJ/ADO/APJ/ORC 130.4500
JAL/AHX 131.8500
日本空港無線サービス(泉南送信) 130.9500 131.0500
地上業務
ANA 149.5300 (FM)
JAL 372.4500 (FM) 462.0250 (FM) 469.3625(FM)
大阪国際空港ターミナルビル 414.6000 (FM)
マイアミ空港サービス 159.0500 (FM)
エージーピー 158.8100 (FM)
航空局/気象庁 153.4500 (FM)
兵庫県警察航空隊 135.9500
四六時中出ている電波は128.6MHzATISですね。英語で気象状況などを繰り返し放送しています。HRD-737ではRSSIが15dB(アパートのベランダに立てかけたグランドプレーンを使用、空港から約15km)と出ました。
次にエアバンドレシーバーキットでも受信しましたが、128.6MHzだと同じマンションのどこかからやってくる妨害波とかぶっていて内容が聞き取れません。128.7MHzにするとクリアに受信できます。なぜだろう??
海外のwebの情報では中国製エアバンドレシーバーキットの感度は-105~106dBmぐらいだそうです。ざっと1μV+ぐらいです。
HRD-737は2μVとあります。ちょっと感度が落ちるんですね。-100dBm
HRD-737で大阪国際空港ATISを受けると、15dBとRSSI表示が出ました。
同じアンテナを中国製エアバンドレシーバーキットにつないで、自家製局発Si5351aを使うと、かぶっていて、受信できません。局発を128.7MHz受信に設定するとクリアに受信できました。
--------------その後
その後中国製エアバンドレシーバーキットを改造し、外部デジタル局発にし、XTALフィルタにしたところ、125.58-128.59MHzぐらいにすると妨害波がフィルタ(20-30kHzぐらいの帯域ありと思う)でカットでき、きれいに受信可能となりことがわかりました。ATISが受かりにくかったのは感度が悪いせいだと思ってましたが、アンテナを良くして、受信波を強く、建物内から発生していると思われる妨害波を避けることで、強力にきれいに受信できました。
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この結果からするとHRD-737の方が妨害に強く、中国製エアバンドレシーバーキットは感度が良いように思いますが、HRD-737に30dBアンプをつないでみると今度はATISに妨害波がかぶって受信ができなくなりました。
この実験でSDR(HRD-737)と帯域広いアナログ受信機の感度と妨害波選択度の違いが表れているように思います。
もう少し実験をしてみて、本当にそうなのかを確かめてみることにしました。
さて、このポケット型受信機の話題や話を中心に説明するブログを別に作ることにしました。こちらもご覧下さい。