Si4735モジュールを親受信機にしたエアバンド受信機を作れないかと実験をやってます。Arduino UNOとi2cでつなぎFM受信するのは簡単でしたが、SWはいまいち受かりませんでした。
まずはSi4735を使いこなせるようになりたいと実験進めています。
Si4735を扱われている先輩諸氏の色々なブログを見るとPU2CLR、Ricardo Lima CarattiさんのライブラリーをArduinoとのつなぎに活用されているようです。GITHUB”https://pu2clr.github.io/SI4735/”へ行ってREAD.MEを読んでみました。リカルドさんのお勧めは何種類かの組み込み事例の中でシリアルモニターつないで試してみるのがお勧めのようです。.
[Examples](https://pu2clr.github.io/SI4735/examples)
[Using Arduino Serial Monitor](https://github.com/pu2clr/SI4735/tree/master/examples/SI47XX_01_SERIAL_MONITOR)
早速Arduino IDEにライブラリーを呼び込み、サンプルスケッチを動かしました。確かにこのライブラリーおよびサンプルスケッチは気が利いています。例えばSi4735がつながっているかとか、アドレスが0x11なのか0x63なのかを調べてくれます。また受信周波数でのSNRとRSSI値も読みだしてくれます。
ブレッドボードで実験しているのか始めはちょっと不安定でしばらくすると暴走してしまいました。しかし良く調べてみると、その不安定原因は単純なi2c信号のプルアップ忘れでした。
何か実信号を受けたいとテスト用信号源、12.8MHzTCXOしを用意しました。また、HRD-737(これはAKC-6955が使われているらしい)を並べ受信してみました。
信号源をそばに近づけるとSNR:21dB、RSSI:50dBμVです。HRD-737ではRSSI:37dBと出ました。
さて、目的のエアバンド受信機の親受信機として必要な機能は受信は10.7MHz周波数固定でRSSI、スケルチのためのSNR、音量調整ぐらいだけです。ライブラリーを引き込むと十数kBあるようなのですが、安定して作りたいので、このライブラリーを使って次に実験を進めます。
次に検討必要なのは118-137MHzから10.7MHzへのコンバージョンです。
-------------------------追記@2021.08.03------------------------------
PU2CLRスケッチ用の試作ハードウェアをトルコの人がPCB WAYSでプロジェクトに登録し、それを簡単に買えるようです。受信機セットだけでなく組み立て基板だけでも買えます。これは丁度Si4732評価用のハードウェアモジュールとして良いかと思い買って使ってみました。