nobcha23のエアバンド受信機自作ブログ DIY airband receiver BLOG

エアバンドレシーバーキットの組み立て、改造を手掛けます Assemble and remodel Chinese airband receiver kit

TCXOを使った信号源  エアバンドレシーバーキット組み立て

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amazoneやeBAYなどで売っている航空無線用
受信機キットを組み立て、改造しております。
キットの組み立て、調整、そして受信周波数表
示から、さらに一歩進んでデジタル型局発の試
作と局発外部入力改造を行います。
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作ってみて、飛行機からの電波が受かるかどうか心配です。やみくもにやるのも時間がかるし、もし不具合があったとき、受信電波が出るかどうかもわからないので、何が何だかわかりません。

 

調整用信号源が必要です。水晶発振ユニットの逓倍波で調整を試みましたが、受かる受からないには使えますが、感度調整用にはちょっと出力が強いようです。

 

そこで、調整用の周波数が正確で信号強度が弱めの電波源をかなり昔に作ってみたことがあるので、それを持ち出してきました。

 

秋月電子で売られていた12.8MHzTCXOを使用した信号源です。温度補正回路付きでだいたい大体5ppmぐらいの誤差精度だといわれています。

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12.8MHzTCXOの逓倍波利用SG

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12.8MHzTCXOの逓倍波利用SG回路図

まずは、回路は回路図を見てください。ポイントはTCXOの出力をダイオードで整流して逓倍波スプリアスを増やすところと、そのダイオードをワンターンコイルに見立て、51Ωの抵抗を並行に基板上に立ててM結合するというところです。

 

 

ざっとみて12.8MHz出力が0dBm弱.、調整で使う10倍逓倍波128MHzの高調波は大体-40~60dBぐらいまで減衰、さらにダイオードと抵抗の結合は-30~40dBぐらいでしょう か?足し合わせるとざっと-80~-100dBmぐらいの出力になると期待しました。

 

一般的トランシーバの感度が0.2μV(-124dBm)ぐらいでこの中国製航空バンド受信機では-105dBmぐらいらしいので丁度良い信号源では ないでしょうか?

 

またプリアンプを調整中に感度目安が欲しいと思ってアッテネータを組み入れました。普通の2回路双投スイッチでスルーとATTを切り替えます。6dBと10dBの回路を入れました。

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トグルスイッチでATT追加

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外観

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使用したTCXOの仕様