ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
amazoneやeBAYなどで売っている航空
無線用受信機キットを組み立て、改造
しております。キットの組み立て、調整、
そして受信周波数表示から、さらに一歩
進んでデジタル型局発の試作と局発
外部入力改造を行います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
飛行機/地上相互間の無線通信は誰とでも通信できるように無線方式が決められています。
民間航空機、軍用航空機など割り当て周波数は違いますが、周波数チャンネルを合わせるとお互いに通話ができます。
AM変調という一番歴史のある無線方式が使われています。ただ、最近無線方式を携帯電話スマフォと同じようにデジタル方式に切り替えようとしていますが、新方式は提案後数年以上経つが、広がっていないようです。
さて、周波数割り当てですが、民間機向け「VHF(117.975~137MHz)」、軍用機向け「UHF(222~253.8/275~322MHz)」が割り当てられています。
ここで聞きたいのは民間航空機なので、受信機として117.975~137MHzのAM受信が必要になります。
AM受信機はラジオ電波と同じ電波形式なので、中波ラジオや短波ラジオの受信機で周波数を合わせる(変更)することで聞くことが原理的に可能です。そういった場合はコンバーターが必要となります。
ここではまずエアバンド用レシーバー用として設計され、キットで供給されている中国製のエアバンドレシーバーキットを入手してはんだ付け、組み立て、改造することにします。(Airborne receiverとも呼ばれます)
基板キットはアマゾンで買えます。
米国ECサイトのeBAYでも扱ってます。基板+ケースが日本円で2500円前後であります。
続いてキットの入手、はんだ付け組み立ての説明を行います。組み立て注意事項や、調整方法、調整のために試作回路なども紹介します。そして、さらに使い勝手改善を狙って、デジタル周波数表示を追加する改造試作に進みます。
さて、まずはキットを買わねばなりません。
どこのECで買っても、大体買ったものは中国から航空便(シンガポール経由などもあり)で一週間ぐらいかかってやってくるはずです。また、パーツ過不足といういう心配点では、余分パーツが入ってました。
回路基板は数種類あるようです。基板バージョンが違うとフロントエンドのフィルタがちょっと違ったり、ICがDIPだったり、表面実装だったりします。ワタシが買ったのはエナメル線コイルです。更に別の一つ前のバージョン基板では基板上パターンコイル方式です。また更に2017年後半には使用ICが違うバージョンも供給されているようです。
AMAZONE(日本の)で現在(2018年―2019年)売られているのは基板上のパターンコイルをフィルタに使用しているものです。(性能からするとエナメル線コイルバージョンがお勧め)
また、AMAZONEの該当基板のレビューの評価は1になっています。これは買った方の情報と技量で組み立てがうまくいかなかったと推定されます。
値段からすればこのキットはお安いと思います。推定ですが、基本回路が元にあって、それをコピーして基板パーツセットとなったようなのです。パイオニアで取り組んだ方々が色々とチャレンジして、結果をWEBに組立情報が出ています。
日本でもエアバンド愛好者が製作され詳しく説明サービスされています。なので、WEBから情報を探しだすことと、プリント基板組み立て技量が必要と言うことでしょう。
厳密にいうと売られているものはキットではなく、組み立て説明不足のパーツ寄せ集め品と考えれば納得します。
まあそういうことなんで、このブログ情報なんかも参考にエアバンドレシーバーを製作を進めてください。
1.日本語で済ませたい AMAZONE で買う。(でも中国からやってきます。説明は英語。)
2.英語の説明が読め、ECサイトでPaypal払いできれば、eBAYがよいでしょう。さらにカード決済に少し不安あるが、中国のECサイトで買うと、もう少し安く買えます。
ALIBABAなら・・。
---------------------------------------------------------------------------
2020年11月までを振り返ると次になります。
その1-通信販売で買った受信機キットを組み立てました。
「基板キットはアマゾンで買えます 」
「中国製キットの購入(エアバンドレシーバーキット)」
「キットが届きました。組み立て前の準備。」
「エアバンドレシーバキットを組み立て前に部品 整理 」
「エアバンドレシーバー パワーオン後チェック 局発調整」
「どんなケースに入れますか? 「エアバンドレシーバーキットの組み立て」」
「水晶発振ユニットの46MHzを発振させ3倍波で調整」
「中国製受信機キット用の標準ケースを買いました」
その2-組み立てマニュアル日本語版を作りました。
http://chitose6thplant.web.fc2.com/AB/manual.pdf
キット組み立て後のトラブルシューティング
その3-受信周波数を表示するために周波数カウンタを買って、受
信機の局発を引き出し外付けしました。
「周波数カウンターユニット - エアバンドレシーバーキットの組み立て」
「エアバンド受信機キット、ケースに入れ、周波数ユニットは外付け」
しかし、この受信機の回路構成では局発が不安定です。そこで、デジタル方式の局発を作り、外部から供給することにしました。
その4-外部局発入力 PICマイコン
外部局発信号入力改造
PICマイコンを使って信号発生器を自前開発試作
その5-イタリアのロベルトさんからアイデアもらい、回路や定数変更し、改良。
その6-外部局発入力 Arduino制御でSi5351aを使う、XTALフィルタで低ノイズ、高感度。スケルチフィーリングも改良。
オペレーションをYOUTUBEで紹介。
その7-ポケッタブルレシーバーでエアバンド無線が聞けるHRD-737を買ってSMAコネクタ化。
外部アンテナでACARS受信した。